埼玉県越谷市で交通事故に遭った場合にするべきこと
どれだけ交通安全に気を付けていても遭遇してしまう可能性があるのが、交通事故です。
交通事故の被害に遭った多くの方は、怪我や後遺症の悩みを抱えるだけでなく、仕事や家事が満足にできなくなったり、相手方保険会社との煩雑な交渉や手続を強いられたりすることになるでしょう。
この記事では、越谷市にお住まいで交通事故の被害に遭った方を対象に、適正な賠償金を獲得するためのポイントや、弁護士に依頼するメリットを解説いたします。
このコラムの目次
1.越谷市の交通事故事情
越谷市は埼玉県の南東部にある市です。人口は約34万人で、さいたま市、川口市、川越市に次いで埼玉県内で第4位です。
首都高速道路、外環道、東北自動車道なども近く、首都圏と東北を繋ぐ流通の拠点となっています。
そんな越谷市では、令和元年12月に893件の人身事故が発生しています。
一年前の平成30年11月には1055件の人身事故が発生しているので、162件も減少していることになります。
交通事故の件数の減少は越谷市だけではなく全国的な傾向で、背景には警察による取り締まりの強化や違反者に対する刑罰の厳罰化があると考えられています。
もっとも、死者数が4名から9名に増加しています。
重大な交通事故への警戒が引き続き必要なことは言うまでもありません。
2.交通事故に遭ったらやるべきこと
交通事故の被害に遭ったら、気が動転してどうすれば良いか分からなくなってしまうことでしょう。
しかし、事故後に適切な対応を取ることは、後になって相手方から適切な賠償金を受け取るためにも重要です。
そこで、交通事故に遭ったときに、被害者の方がやるべきことを解説いたします。
(1) 警察への連絡
事故が発生したときに警察に連絡することは、運転者の義務とされています。事故が起きたら必ず110番をしましょう。
警察に連絡すると、警察官が現場に駆けつけ、現場検証が行われます。現場検証では当事者に対し事故状況についての聴取が行われ、「実況見分調書」が作成されます。
この実況見分調書は、事故の状況を示す書類として非常に重要です。現場検証では、自分が認識している事故状況を確実に警察官に伝えるようにしましょう。
なお、事故が発生したのが越谷市内であれば、管轄は越谷警察署となります。
越谷警察署
〒343-0023
埼玉県越谷市東越谷6丁目27番地6
電話番号:048-964-0110
(2) 怪我の治療
また、事故直後に何よりも優先すべきなのは怪我の治療です。
事故直後は興奮していて痛みを感じなくても、後になって症状が出てくることがあります。事故によって強い衝撃を受けたときには救急車を呼んで、病院で医師による診断を受けるようにしましょう。
事故直後に医師の診察を受けることは、事故と怪我の因果関係を認めてもらう意味でも非常に重要です。
(3) 保険会社に連絡
落ち着いてからで結構ですので、自分が加入している任意保険の窓口に連絡をしましょう。
保険会社に連絡すると、事故の相手方の氏名や連絡先の電話番号、加入している保険会社などを尋ねられますので、これらを予めまとめておくと受付がスムーズに進みます。
なお、赤信号で停車中に追突された場合など、事故の相手方に100%の過失があるケースでは、自分が入っている保険会社は相手方と交渉を行ってくれず、自身で相手方の保険会社の交渉を行う必要があります(その場合でも、事故が起こったことは報告するようにしましょう)。
(4) 弁護士に相談
交通事故の被害に遭い怪我を負ったときには、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士に依頼することで被害者にとって様々なメリットがあるからです。
交通事故被害者が弁護士に依頼することでどのようなメリットがあるのか、次の項目で詳しくご説明いたします。
3.弁護士に相談するべき理由
(1) 賠償金を増額できる可能性
交通事故被害者が弁護士に依頼する最大のメリットは、賠償金を増額できる可能性があることです。
怪我の治療が終了すると、相手方の保険会社から示談金の提示があります。
「保険会社が提示してきたのだから適切な額なのだろう」と思われるかもしれませんが、実は、保険会社が提示してくる金額は、本来被害者が受け取れる金額と比べて著しく低い金額の場合が多いです。
というのも、営利企業である保険会社は、被害者に支払う賠償金をできる限り低く抑えようとする傾向があるからです。
被害者本人が保険会社とどれだけ交渉をしても、残念ながら保険会社の基準を大きく上回る金額で示談することはできません。
しかし、弁護士に依頼することで、裁判を提起したときに裁判所が認定すると思われる金額を基準に、相手方の保険会社と交渉を行うことができます。
この基準を「裁判基準(弁護士基準)」といいます。
(2) 交渉や手続を任せられる
二つ目のメリットは、相手方の保険会社との面倒な交渉を弁護士に任せることができる点です。
すでに説明したとおり、相手方に100%の過失がある事故では、自分が加入している保険会社は交渉を行ってくれず、自分自身で保険会社とやりとりする必要があります。
しかし、事故により傷ついた被害者が、日々示談交渉を行っている保険会社の担当者と交渉することは簡単なことではありません。
さらに、賠償金を受け取るためには多くの書類を提出する必要があり、手続は非常に煩雑です。
弁護士に依頼することで、この交渉や手続の大部分を任せることができ、被害者の方は治療に専念ができるのです。
(3) 後遺障害認定のためのアドバイスを受けられる
三つ目のメリットは、後遺障害認定を受けるための怪我の治療の方針についてアドバイスを受けることができる点です。
交通事故によって怪我を負うと、治療が終了しても後遺症が残ってしまうことがあります。
後遺症が残ったときには、その症状に応じて14級〜1級までの等級を認定してもらうことが、賠償額を増額するために非常に重要です。
治療終了後に残った症状に見合う後遺障害認定を獲得するためには、定期的に病院に通院し、医師に適切に症状を伝え、必要な書類を過不足なく作成・提出することが重要になります。
早期に弁護士に依頼することにより、後遺障害認定を受けるための治療の方針や書類の作成方法について、弁護士からアドバイスを受けることができます。
[参考記事]
交通事故の後遺障害14級で後遺障害認定を受けるためのポイント
4.越谷市の交通事故は泉総合法律事務所へ
このように、交通事故の被害者は弁護士に依頼することにより様々なメリットを受けられます。
不幸にも交通事故の被害に遭ったときには、一人で悩まずに弁護士に相談することをお勧めいたします。
泉総合法律事務所では、交通事故被害者からの相談は初回1時間無料で受け付けております。費用の心配をせず、まずは一度ご相談いただければと思います。
[参考記事]
交通事故の弁護士費用特約の活用方法
越谷市、春日部市、埼玉東部地域、東武スカイツリーライン沿線にお住まい、お勤めの方は、泉総合法律事務所越谷支店にぜひ一度ご相談ください。
-
2019年6月13日交通事故 後遺障害認定(12・14級)がされるむち打ちの症状とは?
-
2019年9月2日交通事故 交通事故の後遺障害14級で後遺障害認定を受けるためのポイント
-
2019年11月12日交通事故 交通事故の損害賠償請求のために大切な「初診」の注意点