埼玉県越谷市で刑事事件を起こし逮捕されるとどうなる?
越谷市は埼玉県の南東部にあり、埼玉県内で第4位の人口を誇っている市です(2020年1月現在)。
越谷市内には越谷駅、新越谷駅など8つの駅があり、南北には東武スカイツリーライン、東西にはJR武蔵野線が通っています。
2本の鉄道が交わる東武スカイツリーライン新越谷駅やJR南越谷駅からは大宮や都内へのアクセスもよく、多くの市民が東京23区内に通勤・通学しています。
越谷レイクタウンを利用する買い物客も多く、大きな賑わいを見せている市と言えるでしょう。
しかし、人々が集まるということは、それだけ犯罪も発生しやすいということです。
犯罪に巻き込まれないように日々注意をしているという方は多いでしょうが、魔が差して痴漢や万引きをしてしまったり、知らないうちに特殊詐欺(オレオレ詐欺など)に関わってしまったりすることも有り得ます。
このコラムでは、埼玉県越谷市で刑事事件を起こしてしまった際の正しい対応方法を説明します。
刑事事件でお悩みの方は、どうぞお早めに泉総合法律事務所越谷支店の弁護士にご相談ください。
このコラムの目次
1.越谷市の犯罪認知件数
まず、越谷市内(越谷警察署の管内)でどのような犯罪がどのくらい起こっているかを見てみましょう。
参考:越谷警察署管内犯罪認知件数
2020年1月現在に公開されている最新データを見ると、2019年1月〜11月の犯罪認知件数の合計は3,084件で、前年の同期間と比べると354件減少しています。
とはいえ、単純計算で越谷市だけでも毎月約280件、1日あたり9件弱の犯罪が確認されているのは驚きなのではないでしょうか。
最も多い犯罪は自転車盗で、2019年1月〜11月で935件発生しています。万引き(336件)、車上ねらい(185件)、の数を見ても、財産事件が非常に多いことが分かります。
自転車や自動車から離れる際には、短時間であってもしっかりと鍵をかけ、また、鞄や財布を車内やカゴに置きっぱなしにしないようにする必要があります。
オートバイの場合、バイク本体ではなくヘルメットを盗まれることもあるので注意が必要です。
ここに含まれていない犯罪類型としては、強制わいせつ罪や公然わいせつ罪などのわいせつ犯、迷惑防止条例違反などがあります。
2.越谷市で逮捕をされるとどうなる?
殺人や強盗などの重大犯罪はもちろん、窃盗、痴漢、盗撮など、多くの事件が刑事事件となり、逮捕や裁判が行われる可能性があります。
犯罪の容疑をかけられ、警察官、検察官、裁判所が身柄を拘束して捜査を行う必要があると判断すると、逮捕・勾留が行われます。
勾留されると、逮捕から最大23日もの間身柄を拘束されることもありますので、仕事や私生活に大きな影響を及ぼします。
当然ながら仕事は休まなければいけませんし、外部との連絡や面会を制限されることもあります。
越谷市で逮捕されたときには、基本的に越谷市を管轄する越谷警察署内で身柄を拘束されます。
越谷警察署
〒343-0023 越谷市東越谷6丁目27番地6
取り調べ・捜査が終了すると、検察官が起訴・不起訴の判断をして、起訴されると略式起訴の罰金でない限り裁判となって裁判官が有罪か無罪の判決を下すことになります。
日本の刑事手続では起訴されると裁判で有罪判決を受ける可能性は非常に高く、無罪判決を勝ち取ることは容易なことではありません(略式起訴で罰金となっても、有罪なので前科となります)。
有罪判決となり前科がつくと、就職に影響が出ることがありますし、万が一再犯をしてしまった場合にはより罪が重くなります。
前科を避けるために、あるいは刑を軽くするために被疑者・被告人の立場に立って弁護活動を行うことができるのが弁護士です。
3.弁護士に依頼するメリット
(1) 刑事手続についてアドバイスを受けられる
弁護士に依頼すると、取り調べの際にどのようなことを話すべきなのか、あるいは話すべきではないのか、についてアドバイスを受けることができます。
逮捕されている期間中も、土日、日中・夜間に関係なく弁護士とは警察官の立ち合いなしで接見をすることができますので、被疑者・被告人にとっては大変心強い存在となります。
(2) 釈放を目指した取り組みをしてくれる
先述の通り、逮捕・勾留されると最大で23日もの間身柄を拘束されることになります。
無断欠勤が続くと会社を解雇されてしまう可能性がありますし、学生の場合は退学となってしまうおそれもあるでしょう。
弁護士はまず、勾留を避けるために、被疑者に勾留の必要性・相当性がないことを検察官に訴えます。検察官が裁判官に勾留請求したときは裁判官に対して意見書を提出したり、裁判官に面接を求めたりすることも有ります。
また、もし実際に勾留をされてしまったとしても、準抗告という不服申し立てを裁判官に対して行ったり、現在は勾留の必要性がないことを主張して勾留の取り消しを求めたりすることができます。
このような取り組みの結果、無事に被疑者を早期釈放した実績が当事務所には多くあります。
(3) 被害者と示談交渉を行ってくれる
弁護士は、被害者との示談交渉も行うことができます。
犯罪の内容によっては、被害者と示談が成立させることができると、不起訴処分となり前科がつかなくなったり、執行猶予付判決を得て実刑をさけることもあります。
また、示談が成立しているか否かによって、裁判のときの量刑が大きく変わってきます。
[参考記事]
痴漢で捕まった!不起訴になるには示談が重要なのは何故?
[参考記事]
万引きは何罪?示談による解決方法のメリットとは
4.越谷市の刑事事件は泉総合法律事務所越谷支店へ
医師の専門分野が内科、外科、眼科、精神科などに細分化されているように、弁護士にもそれぞれ得意分野があります。
たとえば、刑事、離婚、相続、債務整理、交通事故、会社の法律問題などです。
刑事事件を弁護士に依頼するときには、普段から刑事事件を多く取り扱っている弁護士に依頼すべきでしょう。
刑事事件でお悩みの方は、泉総合法律事務所越谷支店の弁護士にぜひご相談ください。泉総合法律事務所では、刑事専任の弁護士が在籍するなど、全支店を挙げて刑事事件の解決に注力しています。
初回の相談は1時間無料となっておりますので、まずはご相談だけでもご予約いただければと思います。
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