慰謝料300万円の請求に対し、交渉で110万円の支払に減額成功
立場 | 慰謝料請求額 |
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慰謝料を請求された側 | 300万円⇒110万円に減額 |
背景
少年スポーツクラブチームのコーチをしていたAさんは、クラブチームに所属する少年の母親と親しくなり、不貞行為を重ねてしまいました。
そして、不貞行為の事実を知った不貞相手の夫から、代理人弁護士を通じて300万円の慰謝料を請求され、ご自身での対応は難しいと思われたAさんは、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
対応
Aさんから減額交渉のご依頼を受け、相手方代理人と何度も交渉を重ねました。
しかし、相手方は興信所の利用で費用がかかっていたこともあり、200万円以下の金額ではなかなか応じてくれませんでした。
また、相手方からは、不貞相手の子供が引き続きクラブチームに所属することから、今後もAさんと不貞相手が接触する可能性があるとして、接触禁止に承諾することを強く求められました。
そこで、粘り強く慰謝料の減額を求めていくとともに、不貞相手との接触禁止条項を設けることにつき譲歩するなどして、交渉を続けました。
結果
交渉は難航しましたが、粘り強く交渉を重ねた結果、最終的に、不貞相手及びその子供にクラブチームの関係で必要な連絡以外一切連絡を取らない旨の接触禁止条項を設け、慰謝料110万円を支払うことで相手方と合意することができ、解決に至りました。